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STUDIO TOKI のブログ

【コンテンツづくりのポイント】“ドヤ顔”で使いたいカタカナ・ビジネス言葉

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こんにちは!トキ・テックのサポート・スタッフチームの淺野です。

僕が所属するサポート・スタッフチームは、メンバーごとにプランニングから映像・制作、プロモーションまで、コンテンツに関わる作業のさまざまな分野でサポートしています。

そこで僕はあらゆる企画書・資料を手掛けるプランナーという立場から、“アイデアを伝える資料”に向けて、独自で定めている自分なりのポイント(=マイルール)を紹介していきます。

僕のマイルールの1つは、 「いままでに自分になかった言葉を取り入れてみる」です

以前、執筆したブログ「提案に活きる“語彙力”」にも通じる内容になりますが、僕には使うタイミングを虎視眈々と狙っているカタカナ・ビジネス言葉があります。

それは、以下の3つの言葉です。

パーパス 
セレンディピティ
ハイコンテクスト

それぞれに昔から存在する言葉ではあるようですが、世間的にはあまり聞き馴染みのないものと言えるでしょう。同業者でも「使っている」「知らない」は分かれてくるかと思います。

どちらかと言えば「アジェンダ」「エビデンス」とか僕は使いたいタイプですが、初めてそれらの言葉を聞いた時は、相手に知らないことがバレないように、会議そっちのけでこっそり検索して何気ない感じを装っていました。

ここで挙げる言葉は、企画書の見出しやコピーなど資料のアクセントに活用してみたいと思っています。

 パーパス(purpose)

「パーパス」は、直訳すると「目的」や「意図」といった意味ですが、ビジネスシーンにおける「パーパス」は、“企業の存在目的や存在理由、企業が何のために存在するのか”という考え方を意味するようです。

例えば、スポーツブランドのNIKEなら、「スポーツを通じて世界を一つにし、健全な地球環境、活発なコミュニティ、そしてすべての人にとって平等なプレイングフィールドをつくり出す」をパーパスに挙げていますし、総合電機メーカーのSONYは「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」といった企業理念が該当するそうです。

広告業界向けの専門誌でも「パーパス」は当たり前のように使われる言葉になっていて、企業のブランドや認知拡大を図る「パーパスブランディング」の特集も目にするようになりました。

「パーパス」の個人的な解釈は、ターゲティングやニーズなどの外的な要因より、根本にある企業活動として“目指したい”“やりたい”に強くつながって、その活動によって支持してくれるファン形成に近いものかと感じています。(…間違っていたらすみません。)

 セレンディピティ(serendipity)

「セレンディピティ」は、素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見したりと、“偶然の産物”を意味します。語源は「セレンディップの3人の王子」というスリランカが舞台の物語と言われています。(物語のあらすじを見る限りではあまりピンとくる感じではない印象でしたが…)

「セレンディピティ」は、身近なところでTikTokの「おすすめ動画」が該当してくるのでしょうか。

当初は「ダンスしている女性のかわいらしい映像が見たい」と思い、アプリをダウンロードして視聴し始めましたが、突如として出てきた動物映像や、生活に役立つQOL、ビジネス関連動画など、今まで気に留めなかった情報に出会い、結果的に新しいものを求めるようになりました。

もともとの目的とは違う、あたらしい体験や発見があるということ。まさに“セレンディピティ”な体験と言えるかと思います。

過去にも「セレンディピティ」をつかえるチャンスがあったのですが、いざとなると“ディピティ”なのか“ピディピィ”なのか、“ピ”なのか“ビ”なのかが、“セレンディピティ”の初鳴きに失敗して汚点を残したくないということから、口をつぐんでしまいました。

いざという時に備えて、「セレンディピティ」の発声しておいてもいいかもしれませんね。

 ハイコンテクスト(high-context)

「ハイコンテクスト」は、文化の共有性が高く、“言葉以外の表現”に頼るコミュニケーション方法を指す言葉です。

もともと日本人は古くから、“空気を読む”“忖度する”といった、言葉ではない感覚のコミュニケーションに長けた文化圏と言われ、アメリカやオーストラリアはローコンテクスト文化圏と言われており、言語化しないと伝わりづらい人が多いそうです。

ニュアンスは少し異なるかもしれないですが、ローコンテクストの極端な例はWEB検索などで、ハイコンテクストの例は、コスプレのように「見た目で相手がどんな趣味がわかる」のようなものとも言えるかと思います。

 “ハイ(High)”と“ロー(LOW)”という言葉がありますが、どちらが優れているというものでなく、ビジネスシーンにおいては、言った・言わないで対人トラブルが起こることがあり、リモートワークなど相手の空気が読みづらいこともあるので、これらの観点では、ローコンテクストのコミュニケーションの方が現代的な気がします。

とは言いつつも、ビジネスシーンはともかくコンテンツクリエイティブにおいてはユーザーや視聴者とのコミュニケーションの方法はさまざまですので、「ニュアンスは十分に伝わると思うので、ここはハイコンテクスト的でいいかもしれませんね」的な感じで使ってみたいなと思っています。

さて、今回の内容はいかがだったでしょう。

スタジオ・トキのブログではさまざまなスタッフが自身の強みを活かした記事が多く存在します。僕の書いたブログ以外にも、ほかのブログも見てもらえると、思いがけない“セレンディピティ”な体験があるかもしれませんよ。

トキ・テックでは映像・デザイン制作はもちろん、コンテンツプランニングからサポートができます。何かお仕事でお手伝いできそうなことがありましたらお問合せフォームからお気軽にお問合せください。

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