月曜担当テロップチームです。最近堅苦しい話が多かったので、今回はVtuberのお話をさせて頂きます。その中で今回取り上げるテーマは「鳩行為」というもの。聞いたことがある人もいれば、なんじゃそれ?と思う方もいると思いますが、Vtuberコンテンツを視聴していくなら知っておいて損するものではないかと思います。
そもそも鳩行為とは?
この行為はインターネットの動画サービスで「コメント」機能などが実装されたあたりから始まったもので、なぜ「鳩」と言われるのかというと「伝書鳩」のイメージからきているようです。 例えば某ニコニコするサービスでは、Aという配信者が別の配信者であるBに対して「あいつ〇〇なんだよね~」と発言した際、そのAのリスナーがBの配信枠に出向いて「Aが〇〇言っていたよ」と伝えること。この行為こそが伝書鳩であり「鳩行為」と呼ばれるものです。
なぜ害悪と呼ばれるのか?
コメント欄は基本的に自由なもので、一見するとなぜ鳩行為がネガティブなものになっているのか…それは主に下記の要因があるようです。
①そもそも配信には全く必要のない情報だから
配信とはその配信者がメインとなるもので、リスナーもまたその配信者を見に来ている、いわば独占された場所です。ゲームや雑談、企画などなど配信者は準備をして配信に挑み、リスナーはウキウキしながらその配信を見ています。そんなときに全く関係のない情報である「そういえばAが〇〇って言っていたよ?」という情報は、その配信にとって全く無関係なものであり、邪魔なものでしかないのです。 その情報一つで配信の流れは止まり、場合によってはコメント欄がその情報が嘘か本当かの確認がでるかもしれません。配信者にとって一番避けたい状況が生まれてしまいます。
②売り言葉に買い言葉
例えば雑談配信をしている主がいて、そこに鳩が「〇〇があなたのことをけなしていたよ」と伝えられます。その言葉に主が反応し、「自分も嫌っているよ」って言ってしまった場合、その配信はどうなるでしょうか?
おそらくその言葉はリーク先の配信者に伝わるでしょうし、そこから舌戦が始まってしまいます。つまり地獄絵図。
なにより重要なのは「その鳩が本当のことを言っているか?」ということ。
コメントを書いた人にとってはちょっとした余興だったかもしれませんが、その一言ですべてが変わってしまうのが鳩行為のチカラでもあります。
企画やシリーズものなどの特殊な場合、テキストではなく「ロゴ」を作るもしくは発注して、カッコイイものを作るスタイル。実はロゴがあるだけでかなり画面が映えます。
③誰も得しない行為
最も毛嫌いされるのは、鳩行為された側が「それを聞いてどうすればいいの?」となること。
上記の例のように、別の人からのリークや、別配信者の様子など送られてきたとしましょう。それを伝えられた配信者はこう思います。
「それを聞いて、僕・私はどうすればいいの?関係ないじゃん?」 前述したとおり、その配信は配信者とその配信を見に来ているリスナーのものです。関係のない人の情報など全く必要なく、自分たちの空間を壊さないでほしいと考えています。
まとめ
ネットコンテンツで楽しんでいく際に自分はしていなくても目についてしまう、または出会ってしまう【鳩行為】この行為から生まれるメリットは万に一つもありません。
そして忘れてはいけません、この鳩行為を見つけた場合、あなたはそのコメントに反応してはいけません。コメントに反応するのは鳩と同調したことになり、あなたもまた配信者にとって「荒らし」の一人にうつってしまうかもしれませんよ。
ルールを守って楽しいネットライフをお過ごしください。
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