こんにちは!トキ・テックのサポート・スタッフチームの淺野です。
僕が所属するサポート・スタッフチームは、メンバーごとにプランニングから映像・制作、プロモーションまで、コンテンツに関わる作業のさまざまな分野でサポートしています。
僕の経歴をかいつまんでご紹介すると、雑誌系メディアの広告営業を約6年、イベント会社の広報を約2年、WEBメディアのライターを約3年、そして現在は企画系の業務に従事して約4年と、計15年以上に渡って情報に関わるお仕事をしてきました。
1つ1つを見るとショートスパンですが、行く先々で経験が活かしながら積み重なるカタチで今日があり、企画者、広報、ライターという3つの視点で実務経験が積めたのは自身の強みと自負しています。
今回の「コンテンツづくりのポイント」でご紹介したいのは、そんな実務経験から僕が感覚的に“気づき・発見”を集めた独自のPRメソッドです。あいにくエビデンスはないため、個人的主観(ある意味1人中1人の100%のデータ)程度でご参考にしてもらえればと思います。
そもそも“広報”って何?
広報の方ってどんなお仕事をしていると思いますか?
プレスリリースの発信、記者会見・発表会などのメディア対応、自社サイト・SNSを運営・管理、広報誌や会員誌などの取りまとめ…僕の所感では、企業や団体ごとに“広報”の立ち位置は大きく変わっていて、広報部として複数人のチームで取り組むところもあれば、専門的な花形ポジションであったり、経営者や事務の方が兼任していたりするところもあります。
上記で挙げた以外にも広報の役目として、不祥事やトラブルが起きた際にブランド低下を最低限に抑えるため迅速な対応や、自治体などに多いのは“広報・広聴課”として、発信に限らず地域の人々の声を集約することも重要とされています。
参考にしてみて!リリース配信のポイント
今回ご紹介したいのが、自社の商品・サービスの開始を伝えるプレスリリースで活用できるポイント。メディア取り上げられる要因としては正直、ネタの強さが9割で、テクニックは1割程度の期待値かと思いますが、
“知っているか・知らないか”で継続的に長く応用できるものかと思います。
●リリースに変化を重ねる
老舗の企業・団体によくあるケースなのですが、先輩から代々受け継がれてきたであろうフォーマットでリリースを発信する企業・団体を多く見てきました。ひょっとしたらベテラン広報の方がずっと専任で長年担当されている場合もあるのですが、受け手となるメディアにとってはマンネリ化し、ネタに対する期待値が徐々に薄れていくこともあります。
フォーマットがあることは問題がないものの、変化がなく長期的に使っている体裁などがある場合は、定期的な見直しや改善をおすすめします。
●発信内容を客観的に見てみる
グルメ、コスメ、アパレルなど多くの業種でよくあることですが、専門的な言葉や、マニアックな言葉は広報の方自身もご理解されていない場合がたまに見られます。例えば、「フランス菓子の巨匠○○の系譜を~」などは、製菓業界で有名な方でも、一般的にかつ日本での知名度はそこまで知られていないことが多く、専門的なライターでない限り内容を把握しづらい場合があります。
そんな場合は、巨匠の簡単なプロフィールなど補足情報を加えるといいかと思います。
また、「△△産の魚介を使った~」みたいな料理の説明についても、果たして「△△産の魚介」が、他の地域の魚介と比べて、いかに優れているかがよくわからない場合がよく見られます。
例えば、「栄養が豊かな海で育った肉厚の~」みたいな修飾語があると、よりおいしそうなイメージができます。
基本的に、情報は発信者に責任があります。広報からメディアへプレスリリースを送る場合は広報担当者が発信者に、メディアからユーザーへ届ける際にはメディアが発信者になるため、最終的に届けたい相手までのスムーズな伝言ゲームができるよう心掛けるといいかと思います。
●メディア研究をしてみる
時間があれば、過去に取り上げてもらえたメディア、もしくは自社と類似する業態が取り上げられているメディアなど、メディアの研究をしてみましょう。
世の中にメディアと呼ばれる事業者は数多くありますが、どんな媒体で、どんな文量で、どんな内容で、どんな画像が使われているか…、おそらく地域性・テーマ性など、Web検索だけでもある程度の仮説や予測ができ、リリース自体もそのメディアに寄り添う感じで発信するという選択肢もあるかと思います。
そして、取り上げられた際は、自社メディアやSNSで拡散するなど、紹介されたことを喜ぶような姿勢を見せるのも効果的です。
会社によっては“広報はお金をかけない宣伝”とも捉えられがちですが、それらの背景にはメディア側の作業や、サイトの運営など費用や手間があります。さらにその深い背景にはヒトの感情も介在しているため、誰かが喜んでくれることに共感するメディアも存在します。もっとも本質的には、この情報をユーザーに届けたい、この情報を掲出することでメディアとして有益であるという要素が一番の基準にはなるのですが…。
●体験・経験を提供する
予算に余力があれば、メディア・報道関係者に体験してもらう機会を設けるのも効果的です。
そもそもプレスリリースや、ホームページなど自社主体の発信をもとにした記事であれば、情報ソースが同じなので、複数のメディアに取り上げられても類似した内容になることが想像できます。
そこでよくあるのは、施設やイベントであればレセプションと呼ばれる内覧会に招待したり、食品であれば試食の機会を提供したり、観光関連であればメディアツアーを組んだりという機会を設けてはいかかでしょう。実際に体験・経験する機会を提供することで、独自取材としての各メディアの強みに沿って、それぞれの感性・視点でその模様を記事化してもらえる可能性があり、実際に取材をしているのでもらえることも多いかと思います。
そして何よりも広報担当者とメディアが直接接触する機会にもつながるため、顔の見える関係値の構築にもつながります。
と、ここまで4つをご紹介しましたが、このブログをまとめるにあたり書き出したところ、20を越える独自の”気づき・発見”がありました。当社であれば、さまざまなクリエイティブを活かした”本気の広報活動”をサポートできますので、ご興味のある方はお気軽にお問合せください。