こんにちは~!トキ・テックのサポート・スタッフチームのミラノです★
この写真は、最近食べた「なか卯のうな丼」です。
想像の10倍おいしくて、
「これからうなぎを食べるときはなか卯でいいじゃん・・」と
感動したので、思わず載せてしまいました。
そんな私は今、
テレビ番組の制作スタッフ(AD)として働いております!(急に)
普段「映像づくり」に携わってる現役ADの私が
今回みなさんにどうしてもお伝えしたい内容、それは・・・
「食べ物撮影時の“湯気の出し方”」です。
は?急にどうした?って思ってるそこのあなた!
例えば、こちらの写真。
まあ、この段階でも普通に美味しそうですけど。 ここに湯気を足すと・・・
めちゃくちゃ美味しそう!!!!!
湯気を足すだけで、料理の印象がガラッと変わるんです!
当たり前な話かもしれませんが、これが本当に大事でして!!!
映像だと特に、湯気があるないで視聴率が変わってきたりするので、グルメ撮影時は
マジでスタッフ全員必死です。命がけです。
そしてこの、美味しそうに撮るために湯気を出すのが、
ま~~~~~~~むずいです。
少なくとも私は、色々なモノ撮りの中でダントツにこの「湯気出し」が難しいと思ってます。
しかし、そんなことも言ってられない・・・
今回は、AD歴4年で“湯気出し”に命を懸けてきた私が学んだ「これやれば絶対に湯気が出る方法」を勝手に書きます。
湯気を出すために大事なのはこの4つ!
・料理を爆発寸前までアツアツにする
・部屋の温度を極限まで下げる
・背景に黒布を使う
・湯気に照明をあてる
今回は、たまたま家にあった「おでん」を例に撮影していきます。
もちろん、なるべく家にあるものを使います!
撮影カメラは私のiPhone13miniです。
①料理を爆発寸前までアツアツにする
レンジでチンするときは
ラップをかけるのを忘れないように!!!!
せっかく温めた湯気が逃げないように、
撮影開始の直前までラップをしておくのがポイントです。
「・・・・・・・チンッ」
いつもこんな感じで、あっためてから撮影場所までは猛ダッシュしてます。
湯気モノはスピード勝負です。
②部屋の温度を極限まで下げる
料理はアツアツなはずなのに湯気が出ない・・・
そんなときは大体、部屋の温度が高い状態にあります。
湯気って寒ければ寒いほどでるものです。
真冬に息をハァ~~ってすると、白い息が出ますよね?
まさにそれです。(なんか書きながらエモい気持ちになりました)
この状態を作るために、
夏は部屋のクーラーをガンガンに!
冬は暖房を切っちゃいましょう!
そしてもっと言うと、
部屋の湿度はなるべく上げてください!
乾燥した部屋では、水蒸気がすぐに空気に含まれて見えなくなっちゃうからです。
自分、湯気出しに命を懸ける猛者っす!って人は、近くに加湿器を置くのもいいと思います。
③背景は黒布を使う
湯気は白いので、
背景に黒布を使うと、湯気をくっきり見せてくれます!
ちなみにですが、湯気は水分が蒸発した水蒸気なので、より水分を含んでいる料理の方が出やすいです。
そして、
油分を多く含んでいるものは
水分の蒸発を妨げてしまうので難易度がアップする気がします。
例えば唐揚げとか油ギトギトの中華料理とか・・・・
アツアツそうだけど中々湯気が出にくかったりします。(私の感覚では)
そんなときは霧吹きで水をシュッシュしてから電子レンジでチンして、無理やり水蒸気を発生させるときもあります。
なるべく本来あるべき湯気(?)で撮影したいところですが・・・
これはマジでピンチの時に使う必殺奥義です。
そして最後は、
湯気に照明をあてる
携帯のライトでも、懐中電灯でも、なんでもOKです!
あるものの中で一番光量が強いものを選んでください。
今回は家にたまたまあったいい感じの間接照明を使います。
この光を、斜め後ろから湯気に当たるようにすると、湯気の細かい粒が光るので、よりカメラに映りやすくなります。
この時、ライトの光がレンズの中に直接当たらないように、方向に気をつけましょう!
こんな感じ。
そんなこんなで撮った写真がこちら。
あらおいしそう♡
そしてこれが一番大事なことなんですが!
(伝家の宝刀「スタッフが美味しくいただきました」)
撮影した料理は残さずいただきましょうね☆
(ちなみに私はこのおかげで、入社してから10キロ太りました。)
これであなたも明日から湯気モノマスター♡
美味しそうな写真をたくさん撮って、だれかのお腹を空かせちゃいましょう♡
こんな感じで、次回もテレビ制作のノウハウをこっそりお伝えします。ではまた~~~~
ミラノ
▼おしゃれな料理撮影をするならSTUDIO TOKIのキッチンスタジオもチェック!