スタジオトキのCG担当です。
今回はHoudiniのAttributeWrangleの基礎とPasteRelativeについて触れていきたいと思います。
AttributeWrangleの基礎
まずGeoの中にAttributeWrangleを作成します。
下の画像のように色々パラメータがありますが、ざっくり説明するとgroupはそこに特定のgroupを入れるとそのgroupにだけこのノードが作用します。Group TypeはGroupに入れられたものがエッジやプリミティブ(フェース)等の構成要素のどれかということを選択できます。Run Overはどの構成要素に対してScriptを書くかを選択できます。
Scriptを入力する
今回はRun OverをDetailにして、下の画像のようにスクリプトを書きます。
その後、上の画像の右上の+が付いているコマンドをクリックするとスクリプトがランになりアトリビュート今回は”Tama”が出来ます。
PasteRelative
PasteRelativeとは普通のペイストではなくコピー元の値を変えるたびにそれに応じてペイスト先の値が変わるものです。例えばBoxとTransformを作成して画像のように繋ぎます。
次にAttributeWrangleの”Tama”に右クリックしてCopy Parameterをします。
その後、transformのTranslateXの0をデリート後、右クリックでPasteRelativeReferenceをします。
するとその箇所に簡単なスクリプトが書かれます。このスクリプトの意味はそのまま”コピー元のパラメータの値になる”というものです。
なので例えば”Tama”の値を5にするとBoxがX軸に5移動します。
如何でしたでしょうか。
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