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マンガ作品の原作は悪なのか?それとも双方にメリットがあるのか?【実写化問題】

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月曜担当テロップチームです。今回はSNSで話題となり、今ではメディアでも取り上げられつつあるマンガが原作の作品を実写化する問題についてです。メディアと一般視聴者の一部に非常に温暖差のある問題ですが、皆さんは実写化についてはどう感じていますか?絶対に無理、作品によってはあり、考えたこともない、などなど色々あると思います。

筆者の気持ちとしては基本的に実写化する意味ってほとんど無いので反対派です。なぜわざわざアニメを実写化しなくてはならないのか?という気持ちがあります。今回はそんなブログの内容になっております。

問題は原作者と実写化プロジェクトが対等ではなかったから?

ことの発端は、もともと実写化のクオリティ、特に脚本部分で問題があったドラマ作品が、脚本家と原作者との間でSNSを通じてやり取りがあり、結果的にとても残念な事になってしまった問題。現在テレビ局・脚本家だけでなく、脚本家協会なる組織まで声明を出すほど大きくなりつつあります。

元々アニメ作品などが原作になった場合、原作者の声が反映されないだけでなく、収益などのメリットもあまりないとされている事や、その作品のファンも自分たちが予想もできない改変・改悪が行われて作品を侮辱されたとされたと感じてしまう問題が度々起こっているこの問題、やはり注目すべきは「原作者」が原作でありながら作品へ干渉することができないのが問題なのかもしれません。

実写化される際に原作では男性だったキャラクターが女性になったり、もともとの性格から大きく変化してしまったりと実写化されることで出てくる問題があります。それらは決定済みのキャストに合わせて改変されるからだ、とか、テレビ局や脚本家にとって都合の良い描写に描かれてしまうからと言われています。

そしてそういうった改変について原作者はほぼ何も口が出せないという噂も。

一部の名実ともにチカラのある作家や、大御所などはその力で監修・修正を行える事例もありますが、新人の作家や世に出始めた作家のチカラではそういったことがなかなかできないのが現状なのかもしれません。

一般の声が届かない?

日本のメディアでよく言われているのが「キャストありきで原作が変わってしまう」という点。各プロダクションが売り出していきたい、または必ずファンが動き興行収入につなげられるなど、利益を優先したキャスティングが実写化する前から決まっており、原作を再現するのではなく、キャストに合わせた改変が大前提となっているのも問題かもしれません。古くから実写化反対のファンなどは多くおり、失敗するたびにユーザーはクチコミやSNSを通じて「原作を忠実に再現してくれ」と声をだしているとは思います。しかしそれらは今だにメディア関係者には届いていないのかもしれません。

一部の作品が爆発的にヒットしている

幸か不幸か、実写化された作品の中でも大成功を収めた作品があります。その成功体験がある以上、メディア関係者は第二第三の実写化を狙い続けることでしょう。そのために犠牲となっている原作作品も多くあると思いますが…。

時代は変わり、一つの動きが生まれる

これらの実写化問題、これが平成までの話だったら今後も続いていく流れだったかもしれません。しかし令和となった現代、イニシアチブをとるのはメディアだけとは限りません。SNSを通じて多くのユーザー、そして多くの苦渋をなめてきた作家たちが現状に対して問題提起をし始めています。

この一つの問題だけで、流れが大きく変わることがすぐにはないでしょうが、一つの命によって投げ込まれた波紋はいま、大きな波へと成長してくのではないでしょうか。

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