いとう(WEB・デザインチーム所属)、アニメよりマンガ派。
どうも僕です。
Aiによる画像生成など、Illustratorの新機能をいくつか試すようになってからというもの、今まで開くことのなかったAdobeCC(Creative Cloud)アプリを覗くようになりました。
今回はとりあえず目に留まったAdobe Expressなるものを試してみたいと思います。
Adobe Expressとは?
「express」を直訳すると「急行」とか「述べる」という意味だそうです。サービス名称として使われるイメージとしては「何かを届ける」的なニュアンスで捉えていました。なので、Adobeによる配信サービスとかそういったものかな?と思いながら調べてみると
Adobe曰く
直感的で使いやすい強力なアプリ。
前身であるAdobe Sparkよりも機能が強化。
素早く簡単な作成に対応した新しいオールインワン。
映像、チラシ、履歴書、バナー、ロゴなどを作成できる。
テンプレートとAdobe Stockを連携してデザインが完了できる。
とのこと。たぶんテンプレートサービスってことだと思う。ノンデザイナー向けのサービスとも言われているようです。
第一印象は「色々できそう」
サービストップ画面はこんな感じ。
上から「種別のナビ」、「サイズや目的に合わせた提案」、「Ai生成のススメ」といった順番で並び、さらに下へスクロールすると、「人気のテンプレート」や「季節ごとのテンプレート」など、手厚い提案が続きます。
各種SNSで投稿予約ができる
左サイドメニューで気になったのが「投稿予約」のナビゲーション。
なんとアカウント連携することで投稿予約が可能になるようです。
Facebook、Instagram、X(Twitter)、Pinterest、LinkedIn、TikTokと必要なところは抑えてそうです。
すごいぞ!
何か作ってみることにする
機能がすごそうなことがわかったところで、試しに何か作ってみましょう。
トップにあった「チラシ」を選択してみましょう。マウスホバーで「白紙から」と「テンプレートから」が選べるようです。迷わず「テンプレートから」を選択。
こんな感じの作成画面に移りました。なるほど、左からテンプレを選択するわけですね。
テンプレを選ぶ前に、まずは情報を整理してみました。
・タイトル:トキ・テック忘年会
・社内むけ忘年会のお知らせ
・日程:未定12月28日(木)または29日(金)
・時間:19時ぐらい?
・場所:未定
・今年もあるのか?毎年恒例!豪華景品!
・方向性:楽しげ、宴会っぽく。
スッカスカですが情報量としては上記ぐらいですかね。飲み会っぽいイメージが出せるといいな。
テンプレを探す
左に表示されたテンプレートをスクロールしていっても、宴会っぽいものが見つからなかったため、「宴会」で検索してみます。
海辺で遊ぶフェスって。。。
あぁそうか。英語だ。「party」とか「banquet」とかで良いのかな?
あー、うんうん。なんかそれっぽいけど。。。あんまりコレ!ってのは無いな。
妥協に妥協を重ねて選んだのはこちら!
良いか悪いかはさておき、作ることが目的なので!
そもそも条件が特殊すぎたのか?
編集自体は超簡単です。テンプレから変更したいオブジェクトを選択すると左のメニューが切り替わるので、そこで文字を打ち替えたり、オブジェクトをドラッグ&ドロップするだけで位置が変更できます。
問題の仕上がり
何だかよくわからないものに仕上がりました。これはなかなか苦しいですね。
縦書きができなかったり、サイズやマージンに融通がきかなかったり、文字間調整できなかったりと、「作りたいものが作れる」というよりは「用意されているものを使えば一応形にできる」の方が正しい気がします。
とはいえ、制作経験が全くない人には良いのかもしれません。
スマートガイド的なものがあったり、レイヤーも変更できたりするので、イラレとフォトショが合体した超簡易版みたいな印象。ノンデザイナー向けと言われる理由もわかります。
個人的に一番ストレスだったのは作業環境?ネット環境?にもよるかもしれませんが、フォントを変更するのにすごい時間がかかりました。Adobeフォントから呼び出してるっぽいので仕方ない部分はあると思いますが、とにかく動作が重い。正直途中で嫌気がさして投げ出しました。
使い道を検討してみる
ほんの一部だけですがAdobe Expressを触ってみた結果、僕としては使う必要はないなと感じてしまいました。
その反面、もしかしたらサポートチームに所属している人たちが企画書とかを作る際には使えるのでは?と思い、トップのナビから「ドキュメント」を選択。
遷移した画面で良さそうなテンプレートはないかとスクロールしたところ。
ちょっと待て。
さっきまでこんな日本っぽい忘年会のテンプレは出てきてくれなかったじゃないか。検索のルートが違うのか?とりあえず作る際にはサイト全体をくまなく調べる必要がありそうですね。
企画書用としてはどうなの?
ちなみに企画書のテンプレートとしての使い道としてはアリかと。結構種類も豊富そうだったので、工夫次第で使えそうな気がします。