BLOG
STUDIO TOKI のブログ

ビデオカメラの画質設定②

STUDIO TOKI のブログ

こんにちは!トキ・テックのサポート・スタッフチームの田中です。普段はテレビ局で番組のAD(アシスタントディレクター)の仕事をしております。ぜひ最後まで読んでいただけるとうれしいです

今回はビデオカメラの画質設定②という事で、前回の続きになります。

前回は動画の記録サイズフレームレート(fps)について説明しましたが、今回は前回のブログの最後に紹介した、数字の横につく“i”と“p”の記号について説明していきます。

i「interlace(c)方式」p「progressive scan(プログレッシブ)方式」の略となっています。

これは映像を再生する際の2つの方式で、厳密には違いますが、簡単に説明すると、
インターレース方式:1フレームの画像を複数の帯に分けて、偶数と奇数に分けて再生
プログレッシブ方式:1フレームの画像を帯に分けず、そのまま1枚ずつ再生

それぞれの特徴

インターレース方式のメリットとしては、1秒ごとに更新される画像枚数がプログレッシブの2倍になるので、動画を滑らかに再生できます。インターレース方式は主にテレビで使用されています。

逆にプログレッシブ方式は1枚ずつ再生していくので、解像度がインターレース方式よりも高くなります。プログレッシブ方式は、SNSやYouTubeなどのネットの媒体でよく使われている方式で使用されています。

実はテレビもプログレッシブ方式で放送ができるのですが、昔はモニターの性能が追いついておらず、プログレッシブ方式だと映像が滑らかに再生できなかった影響で、過去映像がすべてインターレース方式での設定で撮影が行われていたそうです。
その為、昔の映像とギャップが出ないように、今でもほぼ全ての撮影がインターレース方式の設定で行われているそうです。

私がpとiの意味を知ったのは、ADの仕事を始めてすぐの頃、カメラマンさんに注意されて初めて気づきました。

これから映像の仕事に携わる人も前回のブログの内容も含めて、画質設定を撮影前に確認して撮ってみて下さい!
最後まで読んで頂きありがとうございます。

また次回のブログも読んでもらえたらうれしいです!

itoakihiroをフォローする
レンタル撮影スペース「STUDIO TOKI」
タイトルとURLをコピーしました