こんにちは!トキ・テックのサポート・スタッフチームの淺野です。
僕が所属するサポート・スタッフチームは、メンバーごとにプランニングから映像・制作、プロモーションまで、コンテンツに関わる作業のさまざまな分野でサポートしています。
以前、「少しの意識で回避できる!?“特有・固有シンボルの落とし穴”」というブログ記事を紹介しましたが、今回は実際に僕がWEBライター時代に経験したケースも交えて、“特有・固有のシンボル”について紹介していきます。ぜひ前回の記事と合わせて読んでもらえるとうれしいです。
ちなみに“特有・固有のシンボル”は、人の名前・顔(写真)、企業の名称・ロゴマークなど、その人や団体を表すもの全般を指します。些細な事でも、配慮の欠けた取り扱いをしてしまった場合、対象者のイメージ棄損や、クレーム問題、さらには「リスペクトが感じられない」と、取引停止の要因にもなり、もちろん自社のサービスの信頼・自分自身の力量においてもネガティブな評価にもつながります。
逆に言えば、少しだけ意識さえしていれば、避けられるポイントとも言えます。
掲載写真のヒトの“名前”と“顔”に気を付けよう!
Case1. ポスターに掲載されていた巨匠の○○が…
とある舞台のインタビュー取材をした際、最後に出演者にポスターの横に立ったポーズを撮影させてもらったのですが、1番良く撮れていた写真が使用NGになったことがありました。
その理由は、ポスターに書かれていた舞台作家の巨匠の名前。厳格な方で業界の中で有名らしく、写真の画角内において、ポスターの下部に記されていた彼の名前が見切れていたため、関係者の方から該当の写真を使わないよう指示がありました。結局はあり合わせの画像素材で記事を完成することとなりました。
Case2. イベント会場のフォトスポットで撮影した写真が…
テレビ局主催のグルメイベントに行った時のこと、会場に特設された7~8人のタレントのパネルがずらりと並んだフォトスポットで撮影した写真に、当時の担当デスクからダメ出しがありました。
理由を聞くと、撮影した画角の右端・左端のタレントの顔で見切れているからだとか…タレントさんに関しては、まさに“顔”で商売している人たちなので、関係者としてイメージとしてよくないということです。
結果的にトリミングによって事なきを得ましたが…。
もちろん、意図的に見切れているのであれば問題ないのですが、顔が縦に見切れていたり、目元や首を遮るように見切れていたりする場合は、あまり印象がよくないため要注意といえます。
どちらにおいても、世の中に出るまえに事なきを得ましたが、写真撮影時には、画角に何が映り込んでいるか気を付ける、寄り・引きでサブカットを押さえておく、トリミングも視野に入れる…といったことを意識してみるといいかもしれません。
“SNSの画像表示”に気を付けよう!
ある意味、一番意識がしづらく、最近でもっとも気を付けたいのがSNS、おもにX(旧Twitter)の「Twitterカード」と呼ばれているものです。「Twitterカード」とは、ポスト(投稿)時にURLのリンクを貼ると、貼られたリンクURLの画像やページタイトルが画像となって表示される仕組み。
サイトのシステム設定にもよるかもしれませんが、画像のサイズをTwitterカードの画角(16:9)に寄せなければ見切れます。
僕の認識だと、該当する画像が横画像であれば、高さを9とした場合の、中心から左右8ずつ計16の幅しか表示されず、縦画像の場合は、幅を16とした際の、真ん中を軸に上下9にあたる面積がTwitterカードの表示領域と思われます。
そこで僕がやらかしてしまったこととは…。
Case3.コスプレイヤーのバストアップ写真が…
Webメディアの企画で、コスプレイベントの取材に行き、参加しているコスプレイヤーの写真をまとめた特集を担当していた時のことです。当時、写真の画角を縦画像で、全身もしくは、バストアップの上半身を撮らせてもらい、メイクや衣装などが分かるように撮影していました。
無事記事は掲載し、メディアの公式Twitterでリンク付けして投稿したところ、Twitterカードでは、顔は見切れ、コスプレイヤーさんのバストアップ画像のさらなる“バスト(胸元)・アップ”に!
その時は、Twitterカードの仕組みもよくわからず、“不可抗力”のようなものでクレームもなく、正直アクセス数の誘因にもつながればラッキー!と頭によぎったものの、取材に快く応じてくれたコスプレイヤーさんへのリスペクト・経緯や、携わっているWebメディアが品位を失うことによる影響が出てくるかもしれないと考え、WebメディアとTwitterカードの因果関係を調べて考えました。
結論的には、記事の1枚目に登録した画像がTwitterカードに認識されることが分かり、以降はコスプレイヤーの2人以上の横型集合写真を1枚目に設定し、艶っぽさよりも、別の華やかさを演出する見せ方を意識するようになりました。
Twitterカードにどのように表示されると、魅力的に見えて、ブランド・イメージの毀損につながらないようにするかという点も意識してもらえると、表現方法に変化が出てくるかと思います。
と、今回も名称・画像の取り扱いにおける“特有・固有シンボル”をテーマにして執筆してみました。ヒトに限らず、モノ・サービスなどあらゆる面で注意する点があるので、ぜひ注意してみてください。
また、当社であれば、さまざまなクリエイティブで”本気の広報メソッド”を活かしサポートできますので、ご興味のある方はお気軽にお問合せください。