月曜担当テロップチームです。今回もYouTubeに関連した情報をお届けしていきます。今回のお話は「YouTubeライブ配信」のコメントについて。
YouTubeライブの醍醐味はなんといっても視聴者との「チャット欄」でのやりとりですよね。自分の配信に来てくれた方とテキストや絵文字、リアクションを通してコミュニケーションをとるのが楽しいものです。
しかし配信している時に自分の進行度とコメントのラグが気になることがありませんか?例えばゲーム実況をしていて自分ではとてもいいリアクションがとれたとします。しかしコメントのラグがあり、しばらくしてコメントで「いいリアクションw」ときました。自分的にはもう熱が冷めてしまっていたのでなんとも…という事。配信者の人は意外と経験があるかもしれません。
YouTubeでのタイムラグなんだから仕方ないのでは?と思うかもしれませんが、実はこのラグ、ある程度解消することができるんです。
ライブ配信の遅延とは?
YouTubeStudioを使って配信を行う際、配信枠を設定して準備を行います。様々な設定を行って、あとはライブ配信をスタートする!という所で最後の設定を行うことができます。それが「ライブ配信の遅延」という項目です。
この設定はカメラがキャプチャした映像を視聴者に表示させる際のラグを調整するもので、配信の画質などに影響を与えています。その選択項目は全部で3種類です。
①通常の遅延 ②低遅延 ③超低遅延があり、三種から選ぶことができます
ところで皆さんは上記のテキストだけを読んだ場合、どの設定を選ぶでしょうか?
すべて遅延とあって、②、③は遅くなってしまうから①の通常が普通と思いますよね?実はある意味で罠になっているのです。
こちらはライブ配信の遅延項目のヘルプ部分を読むと判断できるのですが、実際の効果は下記になります。
①通常の遅延…高画質で視聴者と交流しない場合に適しています。
②低遅延…ほぼリアルタイムで交流したい場合に適しています。
③超低遅延…交流や反応を最優先する場合に適しています(字幕、1440p、4k解像度には未対応)
いかがでしょうか?ビックリすると思いますが、①の通常の遅延は「視聴者と交流しない場合」に適しているというのです。実際にこの遅延モードだと配信者へのコメント反映は1分~2分程度かかる場合があります。これではリアルタイムで反応することができません。
この現象は①の場合、視聴者へは画質を優先して配信が行われているので、視聴者への映像が配信者に比べて高画質で届くため、結果的に配信者と視聴者が見ている映像にラグが生じます。当然、高画質の映像が遅れて届いているので視聴者からのコメントが配信者においてのリアルタイムでコメントが届かないわけです。
つまり配信をしながら視聴者と交流するのが目的の場合は①ではなく②または③を選ぶ必要があるんです。
画質を気にしないならば③でも良い?
では②と③はどちらがいいのか?
これはもう好みによるものという部分です。多少画質を残したいなら②を、画質を犠牲にして③をと思うかもしれませんが、ぶっちゃけて言えばそこまで差は感じられません。
なぜなら視聴者がどんな端末で配信を見ているかがわからないからです。
もしかしたらテレビで見ているかもしれないし、スマホやタブレットで見ているかもしれない、場合によっては自動設定で最低画質で配信を見ている場合もあるかもしれません。
ではどこを重要視して、選ぶのかが問題となりますが、「どこまでラグを減らすか?」という点になります。
②の低遅延は「ほぼリアルタイム」という事で、完全なリアルタイムではないという事です。一方③はそれよりもラグないという事と判断できます。
例えば配信をしている内容が、ゲームなどのある程度画質があったほうがいいものだったら②を、雑談や動きの少ない企画配信などでしたらリアクションを優先して③を、という風に配信によって決めていった方がよいかもしれませんね。
まとめ
意外と落とし穴の一つとなっているの「ライブ配信の遅延」問題。特に配信初心者の方は、デフォルトの設定のまま行う場合があるのでせっかくのコメントにもなかなか対応できない場合があると思います。そこで自分と視聴者とのラグがあると、なぜなのか?と悩む場合があります。
もしこのブログを見ている方で心当たりがある方は、一度設定を見直してみてはいかがでしょうか?
STUDIO TOKIの日常的な様子などが公開されている公式Twitterもあるのでこちらもぜひのぞいてください!最新情報やスタジオでどんな撮影・利用をされているかを確認することができますよ
公式Twitterはこちら
月曜担当:テロップチームとは?
テレビ番組やYouTube動画で出演者の声と一緒に文字が出てることありますよね?あれが「テロップ」と呼ばれるものです。私たちはテレビ番組やYouTube動画用のテロップをデザインしたり、テロップを含めて動画を制作しているチームです。