こんにちは！
火曜日担当のWEB・デザインチームです。
こんにちは、前回はたまごっちについて、熱弁しましたが、今回は懐かしい物の効果について触れていきます。
懐かしいとは？
インターネットによるとかつて慣れ親しんだ人や事物を思い出して、昔にもどったようで楽しい。とそう記しています。
私は昔遊んでいたおもちゃを見た時、思い出話をする時は”懐かしい”と言ってしまいます。最近はネットミームを懐かしむインターネット老人会という言葉があるほど、懐かしいコンテンツには効果が良いと思います。
先日SEGA公式が”オシャレ魔女ラブ&ベリ―20周年記念カフェ”開催を発表しました。SNSの反応を見ると”懐かしい！”や”東京まで行く”と良い反応が大半でした。
オシャレ魔女ラブ&ベリーとは？
オシャレ魔女ラブ&ベリー、略してラブべりは2004年SEGAより元祖女児向けデータカードダスです。簡単に説明すると、1プレイ100円でカード1枚+ダンスバトルが出来ます。バトル内容はリズムに合わせる音ゲーです。
今では良く見るゲーム内容ですが、当時はカードゲームは男の子のイメージが強かったです。しかし、そのイメージを覆す人気を出しました。他にも人気だった理由はルールや法則性の作りこみです。例えば、ディスコのステージは絶対にアフロの髪型や舞踏会はドレス、ラッキーカラーを使用したコーディネートを作る。と鉄則が存在します。少し前にゲーム実況者のドコムスさんががラブベリをプレイしている配信はとても盛り上がっていました。動画のコメント欄はかつてのラブベリプレイヤーが、カードの組み合わせのアドバイス、”懐かしい”とコメントで溢れていました。
私もラブベリをプレイしていましたが、幼い頃の自分にはコーディネートや音ゲー要素は難しかったですね。あと歌詞がところどころ、ぶっ飛んでいるのも好きです。
懐かしさの先に!
この懐かしさを利用したコンテンツの展開は近年盛り上がっています。
なぜ、ここまで話題になっているのか、考えてみましょう。思い浮かぶのは楽しい思い出でしょう。その思い出が掘り起こされ、年月を超えてコンテンツは熱く盛り上がっているのではないでしょうか？
懐かしさをアップグレート
先程紹介したラブべりは当時の再現ですが、たまごっちやベイブレードはアップグレートしてます。今回はベイブレードを例にあげます。 7月にベイブレードは新たな製品販売が決定しました。公式サイトによると過去に登場したベイブレードを現代風にリメイクするプロジェクト、クロスオーバープロジェクトが発表され、アップグレートし続けるコンテンツもあります。
扱いには注意
しかし、懐かしさを利用したコンテンツ展開は扱いが重要です。 その理由を例え話にします。今から高級食材を使って調理するとします。食材はどれも美味です。調理される食材への期待値が上がります。 しかし、調理に失敗し美味しくない料理が出来上がってしまいました。これはがっかりしてしまいますよね
この例え話を懐かしいコンテンツに置き換えてみます。 食材が懐かしいコンテンツ。調理工程がリメイクや再現です。この調理工程に失敗すると、良い思い出から悪い思い出に上書きされることなります。このように懐かしいコンテンツはファンを掴む大きなチャンスにもなりますが、扱いには十分注意しないといけませんね。
写真のリメイクセットですが、リメイク前はバランスの取れた良い性能でしたが、リメイク後は驚く程性能が悪くなりました。しかし、デザインは当時の再現が出来ていました。当時の良さと今の良さを十分理解すれば、リメイク版や再現も受け入れられると思います。
