こんにちは!トキ・テックのサポート・スタッフチーム の近田です。
普段はテレビ局でテレビ番組のADの仕事をメインにしています。
今回は通常のテレビ番組とは一味違う、ドラマの撮影についてお話します。
通常のテレビ番組とは違い、ドラマ撮影ならではの作業や工程というものがあります。
簡単にですが、その中のいくつかをご紹介します。
カットナンバー
ドラマは通常の番組とは違い、同じシーンを何度もカメラの画角、サイズを変えて撮影します。例えば「電話がかかってきてスマホを手に取って通話をする」というシーンでも、着信があったスマホ、それを手に取る演者の手元、演者の表情など、同じことを何度も繰り返して表現します。
それをカットナンバーとして振り分けて撮影をしています。そのため、演者さんの手の動きや仕草を同じ動きにしないと、あとで「さっきは右手でスマホを手に取ったのに、別のアングルでは左手で持ってる!」なんてことになってしまいます。 そうならないよう、動きだけをチェックするスタッフもいたりしますが、同じことを何度もやって撮影するのはドラマならではなのかなと思います。
カチンコ
この写真を見てみたことある!って人も多いのではないでしょうか。
でも実際に何の目的で使うかわからない人がほとんどだと思います。カチンコにはさきほどお話ししたカットナンバーの他にどのシーンなのか判断するシーンナンバー、や第何話なのかわかるようにするための話数などがあります。
そして最後にテイク数。当然一発で毎回OKが出るわけではないので、何テイク目でOKが出たのかわかるようにしています。そして、なぜカチンコをドラマで使うかというと、2つ理由があって、1つ目はカチンコのカンっという音で編集をするポイントを判別することができるからです。
2つ目はカメラが録画を開始した瞬間にカチンコがカメラの目の前にあると、あとで素材を見るときに一目でわかるようになるため、編集がしやすくなるからです。
つまり、両方とも撮影後の編集をしやすくなるために必要なものだということです。
ドラマ撮影に興味がある方は知識として覚えておいても損はないはず!
同じテレビの仕事でも、番組の撮影とドラマの撮影で大きく違いがあり自分の成長に
繋がったのではないかな〜と思います!
いかかでしたか?
今回は「ドラマの撮影」の裏側を紹介させていただきました。 また次回のブログもよろしくお願いします!