BLOG
STUDIO TOKI のブログ

古民家を改造!祖父母との思い出の家をバーチャルスタジオに!

STUDIO TOKI のブログ

古民家を撮影スタジオへ用途転換

 古民家の再生として、近年では住居としての用途を転換させ、新たな用途で活用するといったリノベーションの手法が注目されています。古民家をよりニーズに適応した使われ方に変化させ、その建物としての価値を再び向上されるといったものです。

今回、そうしたリノベーションに取り組んだのは、愛知を拠点として映像制作を手がける株式会社トキ・テック。同社の代表取締役である土岐龍馬氏が、曽祖父の代からから受け継いだ土地に建つ築33年の古民家を、最新鋭の機材を備える新たな自社の撮影スタジオ「スタジオ・トキ」へと改修します。

思い出を継承させるプランニング

 建物内部については、かつて土岐氏が親族らと団欒した場所が、豊かな生活を実感できるキッチン空間として、試食・販売なども行えるキッチンスタジオとなります。さらにこのスタジオに客席を併設させることで、これまでの思い出を継承し、たくさんの人々が集い・憩える空間となります。また、かつての応接室は、モーションキャプチャーと配信機材によるバーチャルスタジオとして、同社がこれから注力していく新たな映像技術手法を実演する空間となります。

建物外周については、外壁に青を基調色としたガルバリウム鋼板を取付けることで、表情を一変させ、スタイリッシュで清涼感のある印象へと変化させます。また、民家を隔てていたブロック塀も、その大部分を解体します。先程のキッチンスタジオと外部を連続させる空間が作り出され、テイクアウトの活用などにより、撮影スタジオと地域との新たな交流の輪を生み出すことが期待されます。

一宮へ新たな撮影スタジオをつくる決意

 土岐氏は自社の撮影スタジオの場所に、需要の高い名古屋市ではなく、未活用であった祖父母の古民家のある一宮市を選びました。そこには、古民家が持っている「家族との思い出」を新たな撮影スタジオへと編み込み、そこでバーチャル撮影などの同社の次なる制作活動へと継承させるといった決意が込められている。築33年の古民家は、そうした新たな付加価値によって、「スタジオ・トキ」として生まれ変わろうとしています。

アドミンをフォローする
レンタル撮影スペース「STUDIO TOKI」
タイトルとURLをコピーしました