こんにちは!トキ・テックの淺野です。
ボクが所属するサポート・スタッフチームは、メンバーごとにプランニングから映像・制作、プロモーションまで、コンテンツに関わるさまざまな作業をサポートしています。
主にボクの仕事は、テレビやPC・スマホなどの画面越しに楽しんでいただけるコンテンツに関わることが多く、休日の過ごし方もNETFLIXや、録画したアニメやドラマを見るなど、いわゆる「コスパの良い」インドアな時間を過ごすことがほとんどです。
そんなボクですが、最近では知人からのお誘いもあり、ショーイベントなどに足を運ぶ機会が増えました。普段は接することのないエンタメだからこその気づきもあったので、ご紹介します。
先月は演劇を観に行ってきた!
今年の2月に観劇したのは名古屋市中川文化小劇場をはじめ、東京・大阪の3都市で公演された「キャッシュ・オン・デリバリー」という舞台。
STARTO ENTERTAINMENTの今江大地・松本幸大のほか、アイドルグループで活動後、現在は俳優としても活躍の幅を広げる古畑奈和や佐藤匠、演劇界隈で有名な「30-DELUX」の舞台俳優である清水順二らが出演するコメディ演劇でした。
キャッシュ・オン・デリバリー

舞台演劇は観客の目の前で行われるため、テレビドラマとは違い、撮り直しや編集ができません。もちろん、カメラでの寄りがないため、表情だけでなく全身を使った俳優たちの表現が見どころになります。
さらに、舞台のどこを見るかは観客の視点次第!主人公に注目する一方で、舞台の反対側では、次の展開につながるような別の出演者の不穏な動きも……!?
演劇を普段見ない人にとって舞台演技は、ドラマに見慣れていたり、日常的なコミュニケーションと比べたりすると大げさに感じるかもしれません。しかし、だんだん慣れていきます。特に物語冒頭は、観客もどんな物語を読み取ろうとするため、ストーリーや出演者の役を読み解いているうちに、その演技にも慣れてくるはずです!
ちなみにこの作品の上演時間は2時間30分程度(途中休憩あり)で、チケット代は当日券9,800円。演劇に初めて行く人にとって、時間と料金だけを見れば「高い!」と思われるかもしれませんが、リアルタイムで行われる演劇の魅力がそこにあり、特有の空気感も楽しめます。ハマってしまう人が多いのもうなずけます。
人気出演者のキャスティング、自分なら到底台本を覚えられそうにもない生演技、そして作り込まれた舞台装飾を見ると、舞台演劇はやはりすごいショーだと改めて感じました。
今月は講談・浪曲を観に行ってきた!
話は変わり、3月は「覚王山日泰寺」で行われた「お楽しみ寄席」というイベントにも行ってきました。こちらは不定期開催で行われているもので、過去に5回実施され、公演時間は1時間程度、入場料は2,500円程度です。
覚王山日泰寺、お楽しみ寄席
ボクが行った第5回では、講談と浪曲の2本立てで、どちらもテレビではなかなかお目にかかれない日本の伝統芸能。前述の舞台演劇とは違い、こちらはシンプルなステージで、講談師・浪曲師の話芸が中心のパフォーマンスが楽しめました。
ちなみに講談師は錦笑亭満堂さん(元ピン芸人の末高斗夢という芸名で活動していた)、浪曲師は「電波少年」の東大合格を目指す企画で注目を集めた“ケイコ先生”こと春野恵子さんでした。2人ともテレビで見ていた記憶があったので、懐かしくも、当時とは異なる活躍をされている様子にうれしさも。
観客はご年配の方が中心で、なかには着物を着て来場される方もいました。講談・浪曲を初めて観に来る人も少なくなく、冒頭では雑談を交えながら、“講談と落語の違い”や、「まってました!」「たっぷり!」といった“浪曲の合いの手”など楽しみ方のレクチャーがあり、物語の本編(ネタ)に入っていく…といった進行で、普段から見慣れていない芸能に触れられた有意義な時間でした。
ボクの場合、「純粋にエンターテインメントを楽しむ」というよりは、「どんな興行なのか?」「どんなプロモーションしているのか?」「どんなお客さんがいて、どんな反応をしているのか?」「どれくらいの準備に時間とコストがかかるのか?」など、若干職業目線で見てしまうところがあります。
しかし、どんなエンタメ界隈でも「誰かに楽しんでもらう」という原点は同じで、その背景に必ず企画者やプロデューサーも存在し、いまの仕事にも関わりが深いのも事実。楽しみながらアイデアの幅を広げられるので、機会があれば、ほかのエンタメ分野・ショービジネスにも足を運んでみたいなと思いました。