スタジオブログ木曜日担当のCGチームです!
CGチームのブログですが、今回は動画撮影時の保存形式である、LOG形式について勉強していきたいと思います!
前回はRAW形式について触れていきましたが、今回はLOGについてです!
iPhone15ProMaxの新機能として、LOG形式で動画を収録できるようになったということで盛り上がりました!筆者も新機能は何でも嬉しい!
RAW撮影に引き続き、LOGも嬉しい!と思いきや…LOGって聞いたことあるけど詳しくはわかんないや…
ということでLOGについてざっくり触れて行こうという記事なります
LOGとは何か
LOGとは、動画ファイルの中に含まれる情報の記録であり、主に色や輝度などのデータを含んでいます!
用途としては、主に映画やプロモーションビデオ、ミュージックビデオの制作に用いられ、カラーグレーディングや後処理の段階で役に立つものです。
写真でいうところのレタッチできる幅が広がるといった具合です。
LOGの使用用途
LOGは主に映画やプロモーションビデオ、ミュージックビデオ等で用いられると記述しましたが、それらの中でもどういった目的で用いられるのかを解説します。
1.カラーグレーディング
カラーグレーディングとは、映像の色調を調整し、特定の雰囲気やスタイルを実現する段階です!
明るさ、コントラスト、彩度、色相などを微調整し、映像に独自のビジュアル表現を与えることができます。
2.ダイナミックレンジの最大化
ダイナミックレンジは、画像や映像がとらえることのできる明るさの範囲を指します。ダイナミックレンジの最大化は、明るい部分と暗い部分の差を最大限に広げ、細かいニュアンスを保持することを意味します。
ダイナミックレンジが最大化された映像は、高いコントラストのシーンや難しい照明条件下での撮影に置いて、明るいハイライトと暗いシャドウの詳細を保持するのに役立ちます。
LOGで記録された映像は、平坦で無彩色な外観で収録されるので、白飛びや黒つぶれを事前に防いでくれるのです!
3.色補正とトーンマッピング
色補正は、映像や写真の色合いや白色のバランスを調整し、実際の視覚に近い自然な色再現を実現するプロセスで、トーンマッピングとは、明るさやコントラストなどのトーンを適切に調整し、映像がモニターやディスプレイで適切に表示されるようにするプロセスです。
用途:としては、色補正とトーンマッピングにより、LOGで記録された平坦で無彩色な映像に、適切な色彩やトーンを追加して編集者の好みである色彩や、自然な色彩に寄せやすくなります。
4.ポストプロダクションの柔軟性
ポストプロダクションの柔軟性は、映像編集や後処理の段階で、素材に対して自由に変更や調整を加えることができる程度を指します。LOGで記録された映像は、その広いダイナミックレンジや平坦な外観から、編集者が細かい部分まで調整できるため、映像制作者にとって柔軟な制作環境を提供します。
まとめ
以上のことから、mp4よりもレタッチの自由が高いのがLOG撮影でした。
動画のレタッチでもう少し雰囲気を出したいと思っていた方、プロモーション撮影でクオリティを上げたい方など、ステップアップしたい方におすすめの収録方法だと思います。
ワンランク上の動画撮影をしてみてはいかがでしょうか。
以上になります!
スタジオトキでは3Dモデルの制作から配信、動画制作なども幅広く承っております。
無料の内覧会も行っておりますので、まずはお気軽にご相談ください!